とっておきのワンシーン
作品紹介

─ “思いやりの原点”って何だと思われますか? ───

思いやりの原点は共感。
相手に関心を持ち
相手の話や状況に共感することができれば、
相手の話や状況が自分のことのように感じられ、考えられ・・・、
自分が言って欲しいことや、自分もして欲しいことを、
言ったり、して差し上げたりできるんですね。

これからご覧頂くワンシーンに、皆さんは共感されるでしょうか・・・。
この作品紹介コーナーでは、最新の公募作品を紹介させて頂きます。

─ 第58回とっておきのワンシーン入賞作品の紹介 ───


存在

「存在」

愛知県 H・Y(学生 10代)

 「いっせっせーのよいよいよいっ」そんな楽しそうな親子の声が聞こえてきた。
 これは学校に向かう途中に聞こえた声だ。普段は何も気にせずに通っていた通学路だったが、この日はふとこの親子の声が耳に入ってきた。テストなどの学校のことで悩んでいたからなのかもしれない。

 この親子は幼稚園バスを待っていた。そのバスを待っていた時にとても楽しそうに遊んでいた。私はこの親子を見て、悩んでいたこと、疲れなどすべて吹っ飛んだ。久しぶりに心がらほっこりした。癒された。とても楽しそうに笑う親子が微笑ましかった。

 それから、毎日この親子が気になるようになり、待っていると自然と元気をもらえた。
「今日も一日頑張ろう」とより一層思えるようになった。私に元気を与えてくれる存在なのだと感じた。

 私はこの親子を見たことをきっかけに、人を元気にさせる存在になりたい、大切に思われる存在になりたいと思った。このように、私に目標を、幸せを与えてくれた親子に感謝を伝えたい。

 「ありがとう」

 そんな幸せと、感謝の言葉で溢れる世界になってほしい。

 最後に、この世界の一人一人が誰か一人にも幸せを与えることのできる存在になれたらとても素晴らしいと思いませんか?